インストの2曲についてはコンセプトだけは先に聞いていて(唄録り後の一杯を飲みながら…ただ飲んでるだけじゃなくてちゃんと打ち合わせも兼ねてるんですよ!!)、その際タイトルについて相談を受けたので、こんなのはどうだろう、という案を出しましたが、コーラスも入っていないこの曲についてはわたしは基本ノータッチ、弘田さんにお任せでした。もう1曲のインスト「curclation」はわたしの案ですが、この「U.M.T.」という暗号めいたタイトルは弘田さんがつけたもの。それぞれの文字が何の略なのかを考えると、ヨルガというものの本質が見えてくる、そんな気がします。(みとせ)
収録曲の中で一番最後に作った曲です。最初に作った「ヨルガ<睡晶>」のモチーフを使ったアレンジなのですが、ヨルガという鉱石のイメージを、短いながらも凝縮した曲が出来たかなと思っています。ピアノとハープにベースのハーモニクスが重なるシンプルな編成の曲。ハーモニクスとは、振動する弦の特定箇所に軽く触れて基音と幾つかの倍音を抑制する奏法です。チューニングする時などに使われますが、この曲のように音階を奏でることも可能です。(弘田)