自動人形

ヨルガを動力として動く等身大の自動人形(オート・マタ)。非常に精緻に出来ているため服を着せてしまえば見た目はほぼ人間と変わらない。
球体関節人形に絡繰機械を複合して製作されており、これを作れる人形師はひとりだけである。その作品の多くは十三階楼の人形館に集められているが、別の美術館におさめられているもの、財閥や個人の所有となっているものもある。
複雑な動きはできないが、個体によっては発声装置のついているものもあり、大概の場合心臓の位置にヨルガを内蔵する動力変換機がある。

戻ル|世界